日本の殺処分頭数8万頭 アメリカはその34倍?!!
平成27年度の環境省発表の伴侶動物の殺処分数は
10万頭を下回り、82,902頭となりました。(環境省の資料より)
犬猫別の殺処分数は猫が圧倒的に多く
犬15,811頭 猫67,091頭です。
保健所等に引き取られた総数が、犬と猫の合計で138,724頭ですので
引き取り数の60.63%の犬・猫が殺処分されたことになります。
ちなみに、日本国内で飼育されている犬や猫の数はというと
犬が991万7千頭、猫が987万4千頭となっています。(日本ペットフード工業会調べ)
では、アメリカの実情と比較してみましょう。
アメリカにおけるペットの飼育頭数
全米で飼育されている犬や猫の頭数は、
犬が7000万~8000万頭、猫が7400万~9600万頭
日本の飼育頭数と比べると、8〜10倍規模といったところでしょうか?
全世帯の37%~47%が犬を飼育し、30%~37%が猫を飼育している計算となります。
大多数のペットの入手方法は、家族や知り合いから譲り受けによるもので、28%の犬はブリーダーから買い求められており、29%の犬と猫はシェルターからのアダプションによります。
一旦は飼い始めたものの、手放すことになった時、
その主な理由としては、
犬の飼育を禁じられている賃貸物件への引越し(29%)、
十分な時間を確保できない(10%)、
離婚・死亡(10%)、
犬の問題行動(10%)
猫を手放す理由は、
猫の飼育禁止の物件であること(21%)、
アレルギー(11%)
という項目が挙げられています。
一年間にシェルターに収容される頭数
上に挙げたような理由で、ペットを手放したり、ペットが行方不明になるなどして、
アニマルシェルターへで保護される動物は、年間760万頭にのぼり、
その内訳は、犬が390万頭、猫が340万頭となっています。
保護された犬の31%、猫の41%が安楽死される
シェルターで保護した犬390万頭のうち
新しい飼い主が見つかり引き取られて行くのは35%。
26%はもとの飼い主へと帰るそうです。
日本の保健所でも受け入れ拒否や、飼い主の説得などを行っていると聞きますが、アメリカでも一旦はシェルターに持ち込んだものの、その後また引き取りにくる飼い主も存在するようで、シェルターに行くと、owner possとか表示されている場合があります。
もしかすると、飼い主が引き取りに戻るか可能性も残されているという意味ということです。
なので、そういう子は、2週間とか、一定の期間を経てからではないと、新しい飼い主の募集をしません。
そして、保護された犬の、31%は安楽死されてしまいます。
猫はシェルターに入る340万頭のうち、新しい飼い主へと引き渡されるのは37%。
猫の場合、もとの飼い主の元へ戻るのはたった5%のみ。
41%が安楽死されています。
シェルターに保護される犬 3,900,000頭/年 | |||
新しい飼い主へ 35% | 安楽死 31% | 元の飼い主へ 26% | その他 8% |
1,400,000頭 | 1,209,000頭 | 1,000,000頭 | 300,000頭 |
シェルターに保護される猫 3,400,000頭/年 | |||
新しい飼い主へ 37% | 安楽死 41% | 元の飼い主へ 5% | その他 17% |
1,300,000頭 | 1,400,000頭 | 170,000頭 | 578,000頭 |
犬猫合計 2,609,000頭/年 |
日本で殺処分されるのは8万2千頭でしたが
アメリカでは、年間260万頭のペットが安楽死されています。
安楽死されたこの膨大な数の、260万頭のペットは、その後いったいどこに行くのでしょう?
→安楽死の犬や猫がペットフードにリサイクルされていく、、、?
ペットを取り巻く食の危険性に関しての詳細は小林メイの電子書籍をご覧ください |