訴えたら バレちゃった?!

Evangers-Logo-240x80

嘘つき!と訴えたら、自分の嘘もバレちゃったEvanger’sの話。

2月にペントバルビタール(麻酔薬)の残留でリコールを起こしたEvange’s社が、今度は肉の納入業者相手に訴訟を起こしました。

Evanger’s ペットフードリコール

 

Evanger’sの缶詰のリコールは、2017年の1月に、この缶詰を食べた4頭のパグが病気になり、そのうちの1頭が死亡したという事件で発覚します。

パグの飼い主が、当該缶詰と死亡した犬の胃の内容物を、ミシガン州立大へ送り調べてもらったところ、ペントバルビタールが残留していたことが判明します。

 

Evanger’s社の訴えは、肉の納入業者が発注したものと違う、食用でない(inedible)と表示された肉を納入したため、リコールという事態が発生し、ブランドの信用にも傷がついたということのようです。分析試験では、ビーフのはずが、馬のDNAが発見されていて、その点も訴状には加えられているようです。

2016年の5月の末に、Evanger’sは、今回被告となっている納入業者Bailey Farmに電話で発注をしたそうです。

2016年6月2日に、42,340ポンドの肉が配達され、Evanger’s はその代金として$15,789を支払います。納品された肉には「食用不可」(Inedible Hand Deboned Beef)というラベルが貼られていました。

その、「食用不可」と書かれた肉は、Evanger’s社の工場で、Evanger’s Hunk of Beefと、親族企業である the Grain社が販売するPulled Beef with Gravy Dinnerの、合計で50,000個の缶詰として製品化され売られていました。

リコール対象となった缶詰に使われた、「食用不可」のラベルが貼られた肉は、1ポンド(約454g)当たり$0.372(1ドル115円に換算して約43円)です。100g当たりに直すと、10円にもならない値段の肉でした。

スクリーンショット 2017-05-02 4.03.10

Evanger’s社は納入商品のラベルも、納品書に書かれたinedibleの表示も分かっていたはずです。だからこそ、発注した物と違う製品を納入したとクレームをつけて訴訟を起こした訳です。

確かに、発注した物と違う物が納品されたら、文句を言いますね。違うでしょ!と。

 

でも、それを知ってて製品化しますか?

Evanger’s社のホームページには、2017年の1月末まで(可哀想なわんちゃんが亡くなったのは1月2日です)、『全てのEvanger’s社の製品は、完全なヒューマングレードの原料を使っています』と大々的に表示されていました。

(こちらのサイトに当時のEvanger’s社のホームページ画像がありますhttp://truthaboutpetfood.com/evangers-sues-meat-supplier-but-makes-a-big-disclosure/)

Evangerslies

食用不可のラベルが貼られた肉を使って、製品を製造したのに、全ての製品はヒューマングレードですと書いていたということになります。

Evanger’s社は、納入業者のBailey Farm社に「お前が嘘をついたから大変なことになってしまったじゃないか!」と裁判を起こしました。

でも、その訴状によって、自分たちが消費者である愛犬家に嘘をついていたことも、みずから白状してしまった訳です。

 

ペットフードには、色々な耳障りの良い言葉が使われます。

ナチュラル、ネイチャー、無添加、ヒューマングレード、、、

どの言葉も使用する際の定義や規則が設けられている訳ではありません。誰かがその信憑性を保証してくれている訳でもありません。実際のところ、単なるイメージでしかないのです。

 

素敵な表示に騙されないように、フードを選ぶ時は十分注意をしてくださいね!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です